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​テレビ局・報道機関の航空機の世界 

​2016年 北海道丘珠航空ページェントでは多数の民間機も参加していました。

​このコーナーでは北海道で活躍している取材・報道ヘリコプターを取り上げています。

ヘリコプターは、ヘリコプター運用会社が販売したりチャーターしたりしています。日本のテレビ局は、取材でヘリコプターが必要な際にそのつどチャーターして利用していました。しかし徐々に自社の報道取材専用機を所有するテレビ局が増え、現在では多くのテレビ局や大手新聞社が自社ヘリコプターを所有しています。専用機を所有しているといってもテレビ局でスタンバイさせているのではなく、専用機をアウトソーシングで利用する方法が一般です。なお取材機同士は122.6Mhz(AM)の航空機相互連絡波で交信を行うこととなっているので、災害現場などで聞くとヘリ同士の動きが分かります。

Eurocopter AS365N2 Dauphin 2

​JA0005H 北海道航空/STV(札幌テレビ)/NNN系列

JA0005H ユーロコプターAS365N2 STV札幌テレビ

Eurocopter AS365N2 Dauphin 2

​JA008H 北海道航空/UHB(北海道文化放送)/FNN系列

JA008H ユーロコプターAS365N2 UHB北海道文化放送

Eurocopter AS365N2 Dauphin 2

​JA001H 北海道航空/HTB(北海道テレビ放送)/ANN系列

AS365シリーズは、フランスの旧エアロスパシアル社(現ユーロコプター社)で開発され、アメリカのベル412と共に消防・防災、警察ヘリなどで多用されている中型ヘリコプターである。名称がSA365となっている場合があるが、これはエアロスパシアル社に統合される前の会社名シュド・アビアシオン社をいみしているからである。

このAS365ドーファン2はイルカのような機体形状が特徴で、原型機の初飛行から30年以上がたったいまでも生産が続けられている。 もともとシングルエンジンのSA360(ドーファン)として開発され、その後ツインエンジンのSA365Cに発展した。 続くSA365Nでは大幅な設計変更が行われ、固定脚を引き込み脚に変更したほか、機体をもっと流線形にして空気抵抗を減らし速度性能の向上を図った。

初期型のSA365Nのフェネストロン(ダクテッドファン式のテールローター)の直径を大きくし、横風時のホバリング性能を改善したSA365N1,その後エンジン出力の増大及び飛行性能の向上を図ったAS365N2,さらなるエンジン出力向上を図り積載量の増大、高高度飛行性能を高めたAS365N3およびAS365N3+が存在する。

Bell430 Helicopter  

​JA001H 朝日航洋/HBC(北海道放送)/JNN系列

ベル430は、ベル222シリーズの最新モデル。ベル222や230よりも胴体を45㎝ストレッチさせキャビンスペースを広くした。その分、補助のキャビンドアが付けられ変則の観音扉となり乗降が用意となった。

エンジンは230のより出力が10%ほど増加したものとなった。そのためメインローターを4枚に増やしてパワーアップに対処し振動や騒音も減らした。ローターヘッドは簡素なベアリングレス機構で整備性を向上させている。

アビオニクスは最新のものとなり、CRTによる統合計器システムや電子飛行計器システムを取り入れ、完全計器飛行も可能となりヘッドアップの装着も可能である。 降着装置には3輪式とスキッド式がある(写真はスキッド式)

BEECH C90A KINGAIR  

JA8882 北海道新聞/北海道航空所有

JA8882 北海道新聞/北海道航空 キングエア C90A

JA8882は北海道新聞・北海道航空が所有している双発ターボプロップ機です。

クイーンエアをターボプロップ化し、胴体を改修して与圧可能にしたビジネス機。キャビンの広さと搭載量の多さでユーザーの人気は高い。 キングエアにはC90とC90Aが輸入されておりC90Aはピトーカウリングをエンジンに装備している。 90型はシリーズ中で最も小さいため訓練機・自家用機としても多く用いられている。 

経済性をビジネス機の世界に持ち込んだパイオニア機でもあり1700機以上を生産している

Cessna 560 CitationEncore+

​JA560Y 東京読売新聞

JA560Y 読売新聞社所有のセスナ560サイテーションで愛称は「みらい」

サイテーションは、当初ひとつのモデルの名称であったが、続々と開発された新設計の機体もサイテーションと命名され、現在ではセスナ社の生産するジェット機は全てサイテーションと呼ばれている。この機体は1987年に開発がスタートし、89年2月から納入が開始されたビジネスジェット機サイテーションの高級モデルです。

ベースは直線翼のサイテーションⅡでエンジンをパワーアップ型に換装し、胴体を0.6mストレッチしてキャパシティを増やしている。 Ⅱと同じ最大8人乗りであるが、スペースが広がったために完全密閉トイレも備えることができ、ゆったりとした居住性を持っている。

Bombardier Aerospace Learjet 31A

​JA01CP 中日新聞 おおたか二世

​JA01CPは中日新聞社の所有するボンバルディア・リアジェット31「おおたか二世」

もともと航空機株式会社リアジェット社製アメリカのツインエンジン飛行機のビジネスクラスは、しかし、ボンバルディア・エアロスペースとの合併後、航空機は現在の名前を受け取りました
リアジェット31は、10人乗りで航続距離は1455nmi (2695 km)。リアジェット35の胴体・エンジンに28の主翼を組み合わせ、失速特性を改善するデルタ・フィン装備などの改良を施したタイプです。 31Aは31のフライトデッキ等を改良したモデル。高性能であることに加えターボファン・エンジン装備により燃料効率も良かった。31/31A合計で242機が製造された。
 

Cessna 525A Citation CJ2

​JA516J 毎日新聞社/KYODO

​JA516J セスナ525サイテーションジェットCJ2は毎日新聞社とKYODOの所有

1970年セスナはビジネスジェット機の革命ともいえるサイテーションⅠを開発した。 これは現在シリーズのなかではサイテーションⅡがその発展型と呼べる。 しかしⅡにしてもどんどん大型高級化して、当初の狙いだった安価で経済的な小型ビジネスジェット機とはかけ離れてきた。

​そこで80年代セスナでは原点にたちかえったエントリークラスのジネスジェット機サイテーション・ジェットの開発を発表し現型機の完成をみた。 デザインはサイテーションⅡに似ているが、まったくの新設計であり20年の技術が生かされている。

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